(23)トラ技mbedで温湿度計(AM2320ライブラリ)

(23)AM2320(AM2320 library)

概要

  • AM2320用の制御ライブラリです。
  • 2つの付録基板を活用します。
  • トランジスタ技術2014年2月号の付録基板(実験基板)
  • トランジスタ技術2014年3月号の付録基板(トラ技mbed)
  • 実験基板は表示機として使用します。LPC810は外しておきます。
  • LPS331を外しておきます(I2Cアドレスが重複しているため)。

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仕様(spec.)

  • AM2320は温湿度センサーです。
  • 湿度測定範囲:0%から99.9%
  • 湿度精度:±3%
  • 湿度分解能:0.1%
  • 湿度データ:16ビット
  • 16ビットデータを10で除算すると湿度になります。
  • 温度測定範囲:-40℃から80℃
  • 温度精度:±0.3℃
  • 温度分解能:0.1℃
  • 温度データ:16ビット
  • 16ビットデータを10で除算すると温度になります。
  • I2Cアドレス(7ビット)は0x5C(プログラム上の表記は0xB8)
  • LPS331のI2Cアドレスと重複するため、LPS331側を変更してください。

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AM2320メンバー関数

関数名用途引数戻り値
AM2320 am2320(P0_5, P0_4)インスタンス生成SDA, SCL-
AM2320 am2320(i2c)インスタンス生成i2c-
am2320.humidity()湿度データvoidunsigned short
am2320.temperature()温度データvoidsigned short
  • インスタンス生成はどちらかの方法で行います。i2cを継承することもできます。
  • 湿度データ、温度データともにあえて16ビットデータを取得するようにしています。
  • 浮動小数点を扱えないマイコンへの移植が困難になるからです。
  • 最小計測間隔は2秒です。

mbedソフトウェア

  • サンプルプログラムはmbed_AM2320です。
  • mbed_AM2320_LPC11U35_501.binを書き込みます。

トラ技mbedのプログラム書き込み方法

  1. ISPボタンを押しながらRESETをON/OFFします。
  2. PCにUSBストレージとして認識されます。
  3. firmware.binを削除します。
  4. バイナリファイルをコピーします。
  5. RESETを押します。

接続

  • AM2320のVdd(1)をmbedの3.3Vに接続します。
  • AM2320のSDA(2)をmbedのSDAに接続します。
  • AM2320のGND(3)をmbedのGNDに接続します。
  • AM2320のSCL(4)をmbedのSCLに接続します。

著作権と免責事項

  • 個人利用に限定され、著作権者の許可なく商用利用できません。
  • 直接間接に関わらず、使用によって生じたいかなる損害も筆者は責任を負いません。


1 comment on (23)トラ技mbedで温湿度計(AM2320ライブラリ) :

20 Jan 2020

初めまして 一つ教えてください。 この回路では、SDA,SCLにプルアップ抵抗が見受けませんが、 ボード内に挿入されているということでしょうか。

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