展示出展用 M0版フラジオボード
目次
- フラジオボーボードについて
- 提出物リスト
- 展示時のセッティング
- 演奏に使うキー
- ノブ(つまみ)の設定
- トラブルシューティング
- その他
フラジオボーボードについて
フラジオボードは、QWERTYキーボードで操作するバーチャルアナログシンセサイザーです。
ヘッドフォンを2個用意し、2人までが同時に演奏、音声を聞ける展示を考えています。
フラジオボードの詳細は下記Notebookをご覧ください。
M3で作成したものをM0に移植したために、下記の点が変更されています。
- PCが不要となりPS/2キーボードで演奏
- Sweepの追加
- 波形は矩形波のみ
- 同時発音数は1
- 録音/再生機能の削除
- マスターレベルの削除
提出物リスト
- フラジオボード本体
- US配列 PS/2キーボード
- 電源
- mbed付属のUSBケーブル
- AC→USBアダプタ(入力:AC100-240V 50-60Hz 出力:DC5V 1000mA(max))
- コンセントプラグ変換アダプタ(C型)
- コンセントプラグ変換アダプタ(SE型)
- 音声出力
- フォーン(6.0φ)→ミニフォーン(3.5φ)変換プラグ
- L字ミニフォーン延長ケーブル(1m)
- ミニフォーン2分配アダプタ
- ヘッドフォン(2個)
展示時のセッティング
電源は上記リスト「電源」を使用して、コンセントからmbedのUSBコネクタに給電します。
音声出力は上記リスト「音声出力」を使用して、2人までが同時に同じ音声を聞くことができます。
フラジオボードの手前にPS/2キーボードを、フラジオボードの右側にヘッドフォン2個を置くと
幅50cm、奥行40cmのスペースに設置できます。
- PS/2キーボードをフラジオボードに接続します。(筐体裏側からPS/2コネクタを押さえて奥まで差し込んで下さい)
- 筐体背面「Stereo」にフォーン→ミニフォーン変換プラグを差し込みます。(「Mono」は今回使用しません)
- ミニフォーン変換プラグにミニフォーン延長ケーブルを接続します。(2分配アダプタが折れることを防ぐため)
- ミニフォーン延長ケーブルに2分配アダプタを接続します。
- 2分配アダプタに2個のヘッドフォンを接続します。
- AC→USBアダプタにプラグ変換アダプタ(C型またはSE型)を接続します。(ドイツではC型、SE型の両方が使用されているようです)
- AC→USBアダプタとフラジオボードをUSBケーブルで接続します。(これで動作状態となります)
- 「Gain」と「Release」のノブを中心に合わせます。
- 「Sweep」のノブを左いっぱいに合わせます。
- PS/2キーボードのL, K, J, Hキーなどを押して、ヘッドフォンから音が聞こえることを確認してください。
演奏に使うキー
演奏に使う44個のキーにはカラーラベルを貼りました。
また中心になる7個のキーには大きめのカラーラベルと音度記号を張りました。
ノブ(つまみ)の設定
Gain
左に回すと小さな音、右に回すと歪んだ大きな音が出ます。
Release
右に回すほど残響音が長くなります。
Sweep
通常は左いっぱいで使用します。
右に回すと残響音の音程が下がり、テクノ音楽のドラムのような音が出ます。
上段の2個のノブ
AnalogInに繋がっていますが今回は使用していません。
トラブルシューティング
- 音が出ない
- mbedのLEDが点灯していない。 → コンセントからUSBコネクタまでの接続を確認してください。
- キーを押してもLED1~LED4が点灯しない。 → PS/2コネクタを確認してください。
- キーを押してもLED1~LED4のパターンが変化しない。 → hungしているかも知れません。mbedのリセットボタンを押してください。
- キーを押すとLED1~LED4のパターンが変化するが音が出ない。 → Gainが左いっぱいになっていたら右に回してください。
- Gainを右に回しても音が出ない。 → 延長ケーブル、2分配アダプタを外し、1個のヘッドフォンのみ接続し確認してみてください。
- ヘッドフォンのL(左)からしか音が出ない
- Monoに接続している。 → Stereoに接続してください。
- Stereoに接続してもL(左)からしか音が出ない。 → 延長ケーブル、2分配アダプタを外し、1個のヘッドフォンのみ接続し確認してみてください。
- 音の長さが短すぎる。 → Releaseを右に回してください。
- 音の長さが長すぎる、または音が止まらない → Releaseを左に回してください。
- 音程が安定しない。 → Sweepを左いっぱいに回してください。
その他
特別に音楽になじみに深くない方にも熱心にさわっていただいた例もあります。
関係の深い音が隣り合ったキー配列になっていますので楽器の経験がなくてもなんとなくメロディーになりやすいです。
また、今回追加したSweepを右いっぱいに回し、ドラムマシンとして使ってみても楽しいと思います。
筐体、ハード、ソフトとも完成していますので選考のために提出物一式を御社までお持ちすることも可能です。
それでは選考の程、よろしくお願いいたします。
1 comment on 展示出展用 M0版フラジオボード:
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2012年02月15日 追記:
自宅にあるRolandのモニタースピーカで(過小・過大入力になることなく、ノイズもなく)音をだせました。
試した範囲ではMIC IN端子の機器では駄目なようでした。
数十分は問題なく動作していましたが、この容量のバッテリーでどのくらいの時間動作できるかの測定までは間に合いませんでした。