TYBLE16 Module / Akizuki

1.始めに

秋月電子通商から、2017年10月にTYBLE16/小型BLEモジュール基板が発売されました。
早速、入手してiPhoneと接続してみましたので、簡単に紹介します。
秋月の商品紹介ページ
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-12339/
には、太陽誘電の独自ソフトを組み込んだモジュールと紹介されています。
詳しい技術情報を入手するには、ユーザー登録をする必要があると書かれていますが、下記Webページを覗くと多くの情報がありますので、先ずは下記を見ることをお勧めします。
https://www.yuden.co.jp/jp/product/category/module/EYSGJNAWY-WX.html
上記ページから、iPhone用の”Terminal Application"(無料)を入手し、Client(Central)側のソフトとします。
/media/uploads/kenjiArai/iphone_2.jpg

Server(Peripheral)側は、Mbedボードとシリアル2本にて接続すると簡単に動作させることが出来ます。
Mbedボードは、PCとの通信に使用するUSBTX&USBRXのペア以外に、少なくとももう1チャンネルを持つMbedなら問題なく通信出来るでしょう。
このモジュールはBLE通信部分はMbed側からは単なるシリアル通信ラインへの送受信となり、BLE通信部分は、完全にファームウェア化され、仕様書で公開されているのは通信プロトコルのみです。

2.ハードウェア準備

ボードは、16pinDipの形状で実装できます。
今回は、連結ソケット(両端オスピン)16Pと丸ピンICソケット(16P)で下記のように実装しました。 基板が入れずらいので、ピンにはんだ付けする部分をラジオペンチで間隔を整えながら行うとよいでしょう。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00265/
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00029/
/media/uploads/kenjiArai/tyble16_2.jpg

Mbedボードとの結線は、下記のようにします。
/media/uploads/kenjiArai/tyble16_circuit.png

RTSとCTSによるハードウェアフロー制御がサポートされているようですが、先ずはRTSとCTSを接続してしまえば、高速で大量のデータを送受信しなければ問題ありません。
ピン機能は、Brief Data Report V1.3(上記リンクページ内で入手可能) の15/41に記載がありますが、自由に使えるピンはありません。

3.ソフトウェア

先ずは、上記の結線で下記のプログラムを実行してみてください。
二つのSerialクラスを用いたコンストラクタ部分は、皆さんの手持ちのボードに従って書き換える必要があります。

Import programTYBLE16_w_iPhone

TYBLE16(BLE UART) module on Mbed sytem. Communicate with iPhone.


接続は、Mbedボードを起動しておいて、iPhone側で太陽誘電のアプリを立ち上げれば、Devicesの中に見つかると思います。
/media/uploads/kenjiArai/iphone_3.jpg

シリアル通信が上手く出来ていなくても、電源さえ入っていれば検出できますが、Advertisingがディフォルトで40msec間隔で60secという値に設定してあると下記ページ33/41に書かれていますので、1分以内に接続する必要があります。
https://www.yuden.co.jp/wireless_module/document/datareport2/jp/TY_BLE_EYSGJNAWY_WX_BriefDataReport_V1_3_20170925J.pdf 尚、上記プログラムはAdvertisingが終了するタイミングで吐き出される”ADT”の3文字を検出して再度Advertisingを再開するようにしています。
これらの情報は、上記Brief Data Reportに記載されていますので、Server(Peripheral)側制御をする限り、ユーザー登録の必要な詳細仕様書なしで情報は得られます。
まだ私も登録していませんが、Client(Central)側としてiPhoneの代わりとしてペアで制御する際には読み解く必要がありそうです。
今後の課題とします。
BME280、ボッシュの大気圧センサ(含む温度/湿度情報)を接続してデータ取得するプログラムも下記の掲載しました。
内部関数bool excute_command(char *buf)の部分だけが、センサー情報の送信に関わる部分ですので、他のセンサー情報も簡単な修正で送信出来ると思います。
手持ちのセンサーに合わせて修正してみてください。

Import programTYBLE16_BME280_data_sender

TYBLE16(BLE UART) module on Mbed system. Communicate with iPhone and send BME280 sensor data.


/media/uploads/kenjiArai/iphone_1.jpg

4.今後の計画

太陽誘電のBLEモジュールは、過去に下記のように使って来ました。
/users/kenjiArai/notebook/ble--tytaiyo-yuden-module-for-mbed/
EYSGCNZWYというモジュールで、手配線で製作しMbedとして動作しています。
その後、スイッチサイエンスからTY51822r3のMbedが発売されて、今まで愛用させてもらっています。
/users/kenjiArai/notebook/ble-client-and-peripheral-using-switch-sience-ty51/
/users/kenjiArai/notebook/ty51822r3-current-consumption-using-nrf51_wakeup-l/
実は、今回のモジュールは、EYSGJNAWY-WXというものですが、同じnRF51822が使われ、Xtal発振周波数なども同じですので小型Mbed として使える可能性があります。
まだ、実際に試していませんが、動作させることが出来た場合にはまたレポートしたいと考えています。
Oct. 29th, 2017
実際に動作させてみました。
ここをご覧ください。
/users/kenjiArai/notebook/tyble16-module-will-become-a-mbed-family--mbedliza/#
但し、今回のモジュールは太陽誘電の独自ファームウェアが書き込まれているので、それを消去上書きしないと使えません。
基に戻す事が不可能ですから、自己責任の範囲となります。
これが、第一の今後の計画です(実行済み)。
第二の計画は、Client(Central)としての利用確立です。
その為には、ユーザー登録して詳細仕様書を読んでから対応可否を考えたいと思います。
Feb.25th, 2018
Centralとしての動作は、こちらにまとめました。
/users/kenjiArai/notebook/tyble16-module--uart-communication-between-central/


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