Gr-Peachボード改版に関して ひろちゃんです
私には、高機能なRZ/A1版mbedポートを使いこなす自信が無いのですが、
初夢を見ながら、考えてみました。
★RZ/A1で作るmbedポートの狙いは?
ルネサス社とコアー社は、RZ/A1版mbedポートで何を狙っているのか?
私には情報が無いので、いろいろ推測しか出来ませんが
①ARM社から云われたので、作った
②RZを広く浸透させるため、入門版のmbedポートを作った
③RZ/A1の持つ高機能を広く浸透させるため、
入門版からプロがプロトタイプにも使えるmbedポートを作った
私は、③のプロトタイプにも使えるmbedポートを狙っていると信じて進めます。
では何故RZ/A1なのか? RZ/T、RZ/Nでは無いのか?
①RZ/Tの主目的は、制御用
②RZ/Nの主目的は、通信用
③RZ/A1の主目的は、ヒューマンインタフェース用
私は、フィカルコンピューティングに適した③が選ばれたと思います。
RZ/Aは、ヒューマンインタフェースだけで無く、通信用にも制御にも充分実力が有ると思います。
★RZ/A1版mbedポートに求める姿
mbedポートは、書籍等のフレーズを借りれば「超簡単に」「サクッと」「高機能な物が作れる」です。
だから、私のような初心者が、気軽に入門でき、だんだんとプロ顔負けな物が作れるようにしてほしい。
そのため、次の様なステップあればと思います。
◎ステップ1:親しみやすく馴染のあるボードで、親しみやすく馴染のある手順で、試せる。
そのため、Gr-Sakura互換で、スイッチとLedが何個か付いたものに賛成です。
Gr-Sakura(arudino)互換なら、電圧等の問題は有りますが取っ付きやすいと思います。
◎ステップ2:arudino互換より拡張したい場合、Gr-Peachの様な拡張コネクタに賛成です。
しかし、今のGr-Peachの拡張コネクタの信号割り付けの説明が無いので、見直しが必要と思います。
例えば、①多目的用に、いろいろな機能を割りつけた多ピンマイコン。
②ロボット用に、PWMやSPIを主に割りつける。
③RZ/A1の得意な、画像処理のサブセットを割りつける。
私は、「①多目的用」かと思います。USB_HOSTは入れてほしい。
◎ステップ3:プロが使えるRZ/A1プロトタイプ
RZ/A1の持つ高機能が使える用に、多ピンの拡張コネクタに賛成です。
FFC/FPCコネクタで賛成です。
今のGr-Peachの信号割り付けは、あっちこっちのコネクタに割り付けられています。
例えば、USB_HOSTは、WiFiモジュールのコネクタです。
これでは、USB_HOSTが使えない場合が有ります。
★電力について
RZ/A1版mbedポートの電力供給は、USBです。
最悪、4.5Vで0・5A使えるとして、3.3Vでは
効率80%なら、 (4.5V * 0.5A * 0.8)/ 3.3V = 0.54A
効率90%なら、 (4.5V * 0.5A * 0.9)/ 3.3V = 0.61A です。
RZ/A1の消費電流は、ユーザーズマニュアルを見ると
Typ 520mA Max 850mA です。
むむむ・・・・・
セルフ電源化ですね!
★再考、何故、RZ/A1で作るmbedポートを市場に投入しようとしているのか?
再度、ルネサス社とコアー社は、RZ/A1版mbedポートで何を狙っているのかを考える。
ルネサス社とコアー社のHPや、ユーザーズマニュアルを見ると、
①コアー社のHPは、通信に力点を置いたRZ/A1版mbedポートの紹介が有る。
画像処理関係の説明も有る。
②RZ/A1ユーザーズマニュアルでは、59項目の内22項目が画像・音声関連だ。
③ルネサス社のHPは、通信も有るが、画像・音声関連に力点を置いている。
応用例に、ドアフォン、家電、自販機、パネル、監視カメラ、バックカメラ等々ある。
これらから、RZ/A1の主な目的は画像・音声を使ったヒューマンインタフェース用と思います!
何故今まで、RZ/A1版mbedポートの説明で、ヒューマンインタフェース用との説明がないのかな?
画像・音声関連まで広げたら、ライブラリが大変だかからかな?
★画像・音声関連のライブラリが充実したRZ/A1版mbedポートが叶えられたら
ルネサス社のHPに有る応用例が、容易に実現できるのでは。
例えば、車の前後にカメラを配したドライブレコーダなら
RZ/A1版mbedポートにSDカードが付いているので、
カメラとディスプレを付けたら実現しそう。
例えば、ビル・セキュリティなら
カメラとセンサの端末情報を有線や無線でセンタに送り監視するのも、
RZ/A1で実現しそう。
そうなれば、ドアフォン、家電、自販機、パネル、監視カメラ、バックカメラ等々の市場は独り占めですね!
白雪を見ながら、初夢を見ました
元祖にOrange or MAPLEボードのスタイルという意見に賛成です。
将来はわかりませんが、現時点で「GR-PEACHを使いたい人=Cortex-Aを使いたい人」だと思っています。 つまりM3やM4よりも高度な事がしたい人。 値段の安さとArduino互換性なんてST Nucleoやseeedstudio に任せるか、M0+あたりで別基板作ってやれば良いと思います。 LEDは必要最低限、基板サイズを大きくするコネクタも不要。 センサは自分で選ぶので余計な物をオンボードにする必要もありません。 あくまでも省スペースとハイエンドを走って、元祖の様に長生きする製品を目指して頂きたいです。
もちろん、 本製品を従来のユーザー層を全部喰う汎用的製品にしたいとか、 過去のGR製品との互換性が大事とか言うのであれば、 私の考えは間違っていますね。 まずはターゲットを明確にすること、これが重要でしょう。