(7)トラ技mbedの内蔵EEPROMの使用方法

(7)トラ技mbedの内蔵EEPROMの使用方法

内蔵EEPROMの使用方法です。

概要

  • トラ技mbedは4KバイトのEEPROMを搭載しています。
  • このうち64バイトはシステムで利用するため制限されています。
  • アクセスするクラスを用意しました。

仕様(spec.)

  • eeprom.write(EEPROMアドレス,RAMのポインタ,バイト数)
  • eeprom.read(EEPROMアドレス,RAMのポインタ,バイト数)
  • eeprom.put(EEPROMアドレス,バイト)
  • バイト=eeprom.get(EEPROMアドレス)
  • EEPROMアドレス範囲は0から4031です。
  • 戻り値はエラーコードです(eeprom.getを除く)。
  • 仕様は予告なく変更されることがあります。

EEPROMメンバー関数

関数名用途引数戻り値
EEPROM eepromインスタンス生成void-
eeprom.write(0,RAM,100)書き込みint, char*, intint
eeprom.read(0,RAM,100)読み込みint, char*, intint
eeprom.put(0,0x55)1バイト書き込みint, charint
eeprom.get(0)1バイト読み込みintchar

動作原理(method)

  • IAP経由でEEPROMをアクセスします。
  • このためプログラム容量も最小限に抑えられます。

mbedソフトウェア

  • サンプルプログラムはmbed_EEPROMです。
  • mbed_EEPROM_LPC11U35_501.binを書き込みます。

トラ技mbedのプログラム書き込み方法

  1. ISPボタンを押しながらRESETをON/OFFします。
  2. PCにUSBストレージとして認識されます。
  3. firmware.binを削除します。
  4. バイナリファイルをコピーします。
  5. RESETを押します。

ご注意

  • この機能はトラ技mbed(LPC11U35)のみで動作します。

著作権と免責事項

  • 個人利用に限定され、著作権者の許可なく商用利用できません。
  • 直接間接に関わらず、使用によって生じたいかなる損害も筆者は責任を負いません。


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