(14)トラ技mbedで温湿度計(AM2321ライブラリ)
(14)AM2321(AM2321 library)
概要
- AM2321用の制御ライブラリです。
 - 2つの付録基板を活用します。
 - トランジスタ技術2014年2月号の付録基板(実験基板)
 - トランジスタ技術2014年3月号の付録基板(トラ技mbed)
 - 実験基板は表示機として使用します。LPC810は外しておきます。
 - LPS331を外しておきます(I2Cアドレスが重複しているため)。
 
 
仕様(spec.)
- AM2321は温湿度センサーです。
 - 湿度測定範囲:0%から99.9%
 - 湿度精度:±3%
 - 湿度分解能:0.1%
 - 湿度データ:16ビット
 - 16ビットデータを10で除算すると湿度になります。
 - 温度測定範囲:-40℃から80℃
 - 温度精度:±0.3℃
 - 温度分解能:0.1℃
 - 温度データ:16ビット
 - 16ビットデータを10で除算すると温度になります。
 - I2Cアドレス(7ビット)は0x5C(プログラム上の表記は0xB8)
 - LPS331のI2Cアドレスと重複するため、LPS331側を変更してください。
 - AM2321のピン間隔は1.27mmなので、SOPのICピン変換基板を利用しました。
 
 
AM2321メンバー関数
| 関数名 | 用途 | 引数 | 戻り値 | 
| AM2321 am2321(P0_5, P0_4) | インスタンス生成 | SDA, SCL | - | 
| AM2321 am2321(i2c) | インスタンス生成 | i2c | - | 
| am2321.humidity() | 湿度データ | void | unsigned short | 
| am2321.temperature() | 温度データ | void | signed short | 
- インスタンス生成はどちらかの方法で行います。i2cを継承することもできます。
 - 湿度データ、温度データともにあえて16ビットデータを取得するようにしています。
 - 浮動小数点を扱えないマイコンへの移植が困難になるからです。
 
mbedソフトウェア
- サンプルプログラムはmbed_AM2321です。
 - mbed_AM2321_LPC11U35_501.binを書き込みます。
 
トラ技mbedのプログラム書き込み方法
- ISPボタンを押しながらRESETをON/OFFします。
 - PCにUSBストレージとして認識されます。
 - firmware.binを削除します。
 - バイナリファイルをコピーします。
 - RESETを押します。
 
接続
- AM2321のVdd(1)をmbedの3.3Vに接続します。
 - AM2321のSDA(2)をmbedのSDAに接続します。
 - AM2321のGND(3)をmbedのGNDに接続します。
 - AM2321のSCL(4)をmbedのSCLに接続します。
 
 
著作権と免責事項
- 個人利用に限定され、著作権者の許可なく商用利用できません。
 - 直接間接に関わらず、使用によって生じたいかなる損害も筆者は責任を負いません。
 
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