☆ボードオレンジ:「コミュニケーションで拡がるユーザとmbedとStarBoard Orangeの世界」 (Make: Ogaki Meeting 01配布資料)

この資料について

以下の資料はMake: Ogaki Meeting 01@logic_starさんに配布して頂いたものです。

@logic_starさんはStarBoard Orangeの起案と設計を行った方で、Make: Ogaki Meeting 01でも様々な展示販売を実施されました。

関連情報

ウェブ販売

なお、☆ボードオレンジのウェブ販売は以下を御利用下さい。


「コミュニケーションで拡がるユーザとmbedとStarBoard Orangeの世界」

mbed NXP LPC1768(以下mbed)はARM社が開発しているプロトタイピングツールで、デバイスにはNXPセミコンダクターズ社のLPC1768が採用されています。

一般に用いられる各種ペリフェラル(Serial, SPI, I2C)はもちろんのこと、CAN, USB, Ethernetまで幅広く接続できるのが、mbedのハードウェアの魅力です。

ここまでであれば近いことができるプロトタイピングツールが数多く市場に存在します。mbedが決定的に異なるのはその他の部分なのです。それではmbedの魅力について簡単に触れていきましょう。

「コンパイラ+フォーラムの単なる組み合わせではないmbed.orgの魅力」

mbedの魅力の一つにウェブブラウザ上で手軽に開発できる点が挙げられます。複数のプロジェクトを管理でき、気に入ったライブラリやプログラムができた場合、それらを発行(publish)して世界中の人が使えるようにすることができます。それだけではありません。

自分専用のノート(Notebook)ではプロジェクトのドキュメントを書いたり、ライブラリやプログラムへのリンク、はたまた画像や映像の挿入まで幅広く対応。まさにノートとして活用できるツールとして整備されています。
これらの特徴を生かして世界中の開発者とのコラボレーションも実現可能なのがmbed.orgなのです。

「日本発のmbedベースボード、StarBoard Orangeの登場」

mbedの潜在的な能力にお気付きの方の中には、既にmbedを購入して何かを試してみようとお考えかもしれません。ネットワーク機能・・・USB機能・・・SPIも使えるから・・・などなど。考えるだけでワクワクします。

プロトタイピングツールは便利なのですが、ちょっとした配線が意外にも面倒で、結局使わずに放置なんていうことも少なくありません。

そこで登場したのが@logic_starさんが起案し設計したStarBoard Orangeです。欲しい機能をコンパクトに集約。考えうるアプリケーションの大部分を網羅できる便利なボードになっています。


「活用事例1:センサ1つでこんなに楽しいmbedワールド!」

StarBoard Orangeに接続した温度センサから温度を読み取り、TwitterにSuperTweet.Net経由で測定データをツイートするアプリケーションを御紹介します。この手のアプリケーション事例は数多く見られますが、この活用事例では数値データをそのままツイートするのではなく、GoogleChartを使ってグラフ化できます。

左の画像は、実際にセンサからデータを読み取り、SuperTweet経由でTwitterにツイートされた内容をクリックして、GoogleChartでグラフ化したものです。このようにmbedとStarBoard Orange、それにセンサが1つあれば、ウェブと連携した測定装置が簡単に実現できてしまいます。
http://mbed.org/users/shintamainjp/notebook/starboard_example1_ja/

「活用事例2:赤外線リモコンで楽々操作しよう!」

StarBoard Orangeは様々な応用事例を考慮して余計なユーザ入力用スイッチ等がありません。ユーザの入力が欲しいアプリケーションでは、空いているポートにスイッチを接続することになりますが、これでは折角コンパクトにまとまっているStarBoard Orangeの特徴を生かせません。

そこで沢山の入力用スイッチをたった1つのポートで受ける事のできる赤外線リモコンを導入することを考えてみました。このアプリケーションを使うことで、StarBoard Orangeの優れた可搬性を損なうことなく、テレビのように多数の入力スイッチに対応できます。
http://mbed.org/users/shintamainjp/notebook/starboard_example2_ja/

「活用事例3:wiiヌンチャクを使ってチョロQを運転しよう!」

「活用事例2:赤外線リモコンで楽々操作しよう!」では赤外線受信に対応し、リモコンを使ってmbedを制御する事例を御紹介しました。赤外線リモコンでmbedを制御するのは十分に楽しいものでしたが、受信ができるとなると送信をしたくなります。

そこで、活用事例3では赤外線送信機能を使った楽しい活用事例として、wiiヌンチャクを使ってチョロQを運転するデモを実現してみました。また、赤外線LEDの駆動回路はStarBoard Orangeの拡張性を生かしてユニバーサル基板上に構成しました。応用すれば家庭内の様々な機器をmbedから制御できるようになります。
http://mbed.org/users/shintamainjp/notebook/starboard_example3_ja/

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上記資料の他に☆ボードオレンジ:「拡張事例」 (Make: Ogaki Meeting 01配布資料)も配布して頂きました。

@logic_starさんにはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


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