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GettingStarted_JPN
CMSIS-DAP ファームウェアの更新¶
事前準備
以下のファイルをダウンロードして、適当なフォルダに展開します。
下記の制限を確認して、いずれかを選択してください。
- grpeach_8mb_20141127.bin
- 制限: RZ/A1Hのプログラム書き換えたのち、RSTボタンを押すとUSBシリアルが正常に動かないことがあります。
- 配布時はこちらのファームウエアが書き込まれています。
- grpeach_8mb_20141112.bin
- 制限: RZ/A1Hのプログラム書き換え前に一度GR-PEACHを抜き差ししてください。
- GR-PEACHをPCに接続します。
書き換えを行うときはJP2をショートさせた状態で接続させてください。
- 「CRP DISABLED」という名前のマスストレージドライブがマウントされます。
「mbed」という名前のマスストレージドライブがマウントされた場合は、JP2のショートが失敗しています。
再度1.を実施してください。
また書き換えを行っている場合、JP2のショートを解除してもかまいません。
- フォルダーを開いてファイルを表示し、中に含まれているFirmware.binを削除します。
- ドライブに<ファイル名>をコピーします。
- コピーが終わったらUSBケーブルを外します。
- 再度PCとGR-PEACHを接続し、「MBED」という名前のマスストレージドライブが
見つかれば、ファームウェアの更新完了です。
USBシリアルドライバのインストール¶
Windowsご利用の方は、GR-PEACHをUSBに挿入して「MBED」ドライブが見えている状態でUSBシリアルドライバをインストールします。
GR-PEACHをターゲットとして登録する¶
- GR-PEACHを接続し、「mbed.htm」を開くと、GR-PEACHのサイトに行きます。
- GR-PEACHのサイトの右側の「Add to your compiler」をクリックし、開発環境に登録します。
LEDをチカチカさせよう¶
- ページ右上にある、"Compiler"ボタンをクリックし、開発環境を立ち上げます。
- Importをクリックし、一覧からmbed_blinkyを選択します。
- 選択したら、Importボタンをクリックします。
- mbedを選択し、削除します。
- 削除してよいか聞かれるので「OK」をクリックします。
- Importボタンをクリックします。
- libraryタグから「mbed-src」を選択し、「Import!」をクリックします。
- 途中でダイアログが表示されますので、必ず「Update all libraries to the latest version」にチェックを入れてください。
- Compileボタンをクリックしてコンパイルを行います。
- コンパイルが終了すると、バイナリファイルがダウンロードされます。
これをmbedのマスストレージドライブへコピーしてください。
・windowsはドラッグ&ドロップを行ってください。
・macは、こちらを参照ください。
- GR-PEACHのリセットボタンを押すか、USBケーブルを挿し直すことで、プログラムが実行されます。
LEDを滑らかに光らせよう¶
- LEDをチカチカさせようのmain.cppを以下のように書き換え、コンパイルし、実行します。
LED PWM
#include "mbed.h" PwmOut led(LED_RED); int main() { float crt = 1.0, delta = 0.04; led.period_ms(2); // 500Hz while (true) { led.write(crt); wait_ms(50); crt = crt + delta; if (crt > 1.0) { crt = 1.0; delta = -delta; } else if (crt < 0) { crt = 0; delta = -delta; } } }
A/Dコンバータを使おう¶
- LEDをチカチカさせようのmain.cppを以下を参考に書き換え、コンパイルし、実行します。
Arduino A0,A1のA/D変換
#include "mbed.h" DigitalOut myled(LED1); AnalogIn ain0(A0); AnalogIn ain1(A1); int main() { myled = 1; while(1) { myled = !myled; printf("ain0 = %8.3f, ain1 = %8.3f\n", ain0.read(), ain1.read()); wait(1); } }
SPIを使おう¶
- LEDをチカチカさせようのmain.cppを以下を参考に書き換え、コンパイルし、実行します。
Arduino D10-D13を用いたSPI通信
#include "mbed.h" SPI spi(D11, D12, D13); // mosi, miso, sclk DigitalOut cs(D10); int main() { int data = 0; int res = 0; for(int i = 0; i < 30; i++) { cs = 0; res = spi.write(data++); cs = 1; wait_ms(0.001); } }
micro-SDを使おう¶
- LEDをチカチカさせようのmain.cppを以下を参考に書き換えます。
- プロジェクトのルートディレクトリを選択し、SDファイルシステムの右側の「Import this library」をクリックします。
- コンパイルし、実行します。
SPI通信を用いたmicroSD制御
#include "mbed.h" #include "SDFileSystem.h" SDFileSystem sd(P8_5, P8_6, P8_3, P8_4, "sd"); namespace { const char *sd_file_path = "/sd/out.txt"; const int DATA_SIZE = 256; } int main() { uint8_t data_written[DATA_SIZE] = { 0 }; bool result = true; // Fill data_written buffer with random data // Write these data into the file { FILE *f = fopen(sd_file_path, "w"); printf("SD: Writing ... "); for (int i = 0; i < DATA_SIZE; i++) { data_written[i] = rand() % 0XFF; fprintf(f, "%c", data_written[i]); } printf("[OK]\r\n"); fclose(f); } // Read back the data from the file and store them in data_read { FILE *f = fopen(sd_file_path, "r"); printf("SD: Reading data ... "); for (int i = 0; i < DATA_SIZE; i++) { uint8_t data = fgetc(f); if (data != data_written[i]) { result = false; break; } } printf("[%s]\r\n", result ? "OK" : "FAIL"); fclose(f); } }
I2Cを使おう¶
現在、I2Cを使うときは特殊な手続きが必要です。
- LEDをチカチカさせようのmain.cppを以下を参考に書き換えます。
- コンパイルし、実行します。
Arduino SDA,SCLを用いたI2C通信
#include "mbed.h" #define SIZE (10) #define ADDR (0x90) I2C i2c(I2C_SDA, I2C_SCL); int main() { char buf[] = {1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10}; char res[SIZE]; i2c.write(ADDR, buf, SIZE); i2c.read(ADDR, res, SIZE); }
イーサネットを使おう¶
現在、rtosのコンパイルに問題があるため、問題を解決したetherサンプルプロジェクトを用意しました。
- etherサンプルプロジェクトの右側「Import this program」をクリックし、プロジェクトをインポートします。
- 途中でダイアログが表示されますので、必ず「Update all libraries to the latest version」にチェックを入れてください。
- コンパイルします。
- GR-PEACHにプログラムをダウンロードします。
- PCのIPアドレスを192.168.100.100に設定します。
- GR-PEACHとPCをLANケーブルで接続します。
- GR-PEACHをリセットします。
シリアルで以下が出力されます。
TCPCllient waiting for server IP and port... TCPClient IP Address is 192.168.100.2
6. PCからGR-PEACHに向け、PINGを発行します。
PING 192.168.100.2