[lang:ja] BreakによるMbedのリセット
Mbedを結構使っている人がこれを知らなかったので、ちょっとまとめてみます。
MbedのインターフェースチップであるところのDAPLinkは、USBシリアルポートも提供してくれますが、このシリアルポートにパソコンのシリアルターミナルなどからbreak信号を送るとMbedをリセットできます。
Note
Windows 10や、macOS、Linuxの場合はパソコン側にシリアルポートのドライバをインストール必要がありません。Windows 8.1やWindows 7を使っている場合、Windows serial driverでドライバを入手してインストールしましょう。
なお、Mbedのシリアルポートドライバは、Mbedをパソコンに繋いだ状態でインストールするようにできています。
Windowsでbreak信号を送る方法
Windowsでは、私はTera Termを使っています。余談ですが、海外のベンダによるワークショップでもTera Term頻出なので、グローバルにデファクトスタンダードな模様。
そんなTera Termでbreak信号を送るには、ControlのSend breakをクリックするか、ショートカットのAlt + Bを入力します。
ちなみに、前まではTera Termでシリアルポートを開いたまま、MbedとのUSB接続を切ると(ケーブルを抜くと)Windowsの調子が悪くなって困っていたのですが、最近のTera Termではケーブルを抜くと[disconnect]表示になり、再び挿すと接続が復旧されるようになっています。(これはbreak信号の話をしていたら逆に教えてもらいました。)
ですので、お手元のTera Termのバージョンが古ければアップデートすると幸せになれます。
macOSでbreak信号を送る方法
macOSでは、私はCoolTermを使っています。結構便利。
そんなCoolTermでbreak信号を送るには、ConnectionのSend Breakをクリックするか、ショートカットのCmd + Bを入力します。
mbed-cliでリセットする方法
mbed-cliで開発をしているとき、
mbed compile -f
とすると、コンパイル後にターゲットへの書き込みを行い、リセットしてくれます。(ただし、ターミナルソフトでシリアルポートを開いていると、リセットできません。)
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