超薄型サーミスタ 103JT-025を用いた温度ロガーについて

簡単な温度ロガーを作りました。 使用したのは、超薄型サーミスタ(103JT-025, SEMITEC製)とBoard Orange. /media/uploads/y_notsu/p-10160.jpg http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-10160/ 抵抗値:10kΩ±1%, B定数:3435K±1%, 熱放散定数:約0.7mW/℃

今回は、データシートにあった抵抗値例を用いて、 Excelで抵抗値-温度特性の近似曲線(6次)を求めました。

3.3Vに10kオームの抵抗とサーミスタを直列に接続し、 サーミスタ-GND間の電圧をAnalog Inでもってきます。

include the mbed library with this snippet

VA=ain.read();
Rth = 10.0*VA/(1.0-VA);
Temp = 0.0000000006*Rth*Rth*Rth*Rth*Rth*Rth-0.0000002*Rth*Rth*Rth*Rth*Rth+0.00001*Rth*Rth*Rth*Rth-0.0006*Rth*Rth*Rth
               +0.0249*Rth*Rth-1.1616*Rth+28.744;

このようにして求めた温度を、ボードオレンジのLCDに表示し、 かつ10秒ごとにmicroSDカードに書き込みを行ないます。 下記、コードでは3つの温度データを表示と書き込みを行なっています。

include the mbed library with this snippet

  lcd.printf("Temp:%4.2f",Temp);
        lcd.locate(0,1);
        lcd.printf("T1=%3.1f,T2=%3.1f",Temp1,Temp2);
        count ++;

         FILE *fp=fopen("/sd/datalog.csv","a");
         if(fp==NULL)
         {
            error("Could not open file for write\n");
            //pc.printf("Could not open file for write\n");
         }
         fprintf(fp,"%d,%4.2f,%3.1f,%3.1f\n",count,Temp,Temp1,Temp2);
         fclose(fp);

サーミスタと10kΩ抵抗だけで簡単にできる温度ロガーでした。 なお、プログラムはpublicしておりませんが、必要であればおっしゃってください。


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