Sample application to explain how to use the debug call back of the Unzen Framework
Dependencies: mbed shimabara unzen_lpcxpresso_4337
雲仙フレームワークにはデバッグ用のコールバックを登録することができます。
これらのコールバックはそれぞれ割り込み処理の前、割り込み処理の後、信号処理の前、信号処理の後に毎回読み出されるため、リアルタイムに進む時間計測をオシロスコープなどで観測することができます。
このアプリケーションは、それらのコールバックの宣言方法、使用方法を説明しています。
コールバックの宣言
デバッグ用コールバックは全てvoidを受け取り、voidを返すプロトタイプを持っています。これらはユーザー関数ですので名前は任意です。
コールバックの宣言
void pre_int_callback(void); void post_int_callback(void); void pre_process_callback(void); void post_process_callback(void);
コールバックの定義
デバッグ用コールバックは、割り込みコンテキストで呼び出されます。ですので、割り込みコンテキストでやってもいい処理ならば、何をしてもかまいません。
今回の例ではデバッグ用の信号ピンをトグルしています。すなわち、割り込みの入り口で1にし、出口で0に戻しています。
コールバックの定義
void pre_int_callback(void) { debug_flag_1 = 1; } void post_int_callback(void) { debug_flag_1 = 0; } void pre_process_callback(void) { debug_flag_2= 1; } void post_process_callback(void) { debug_flag_2 = 0; }
コールバックの登録
デバッグ用コールバックの登録メソッドがフレームワークに用意されています。これらの登録は、start()メソッドの呼び出しよりも前にしなければなりません。
コールバックの登録
// debug call back registration audio.set_pre_interrupt_callback( pre_int_callback ); audio.set_post_interrupt_callback( post_int_callback ); audio.set_pre_process_callback( pre_process_callback ); audio.set_post_process_callback( post_process_callback );
set_pre_interrupt_callback() および set_post_interrupt_callback() で登録されたデバッグ用コールバックは、I2S割り込みの前後でそれぞれ呼び出されます。そのため、デバッグピンをトグルすれば、割り込み処理ルーチンの実行時間を知ることができます。
set_pre_process_callback() および set_post_process_callback() で登録されたデバッグ用コールバックは、信号処理コールバックの前後でそれぞれ呼び出されます。そのため、デバッグピンをトグルすれば、信号処理ルーチンの実行時間を知ることができます。
波形観測
このサンプルを実行した結果をオシロスコープで測定しました。割り込みハンドラの処理終了に続いて、信号処理コールバックが実行されていることがわかります。