☆ボードオレンジ:「拡張事例」 (Make: Ogaki Meeting 01配布資料)

この資料について

以下の資料はMake: Ogaki Meeting 01@logic_starさんに配布して頂いたものです。

@logic_starさんはStarBoard Orangeの起案と設計を行った方で、Make: Ogaki Meeting 01でも様々な展示販売を実施されました。

関連情報

ウェブ販売

なお、☆ボードオレンジのウェブ販売は以下を御利用下さい。


拡張性を最大限に考慮したStarBoard Orange

StarBoard Orangeはプロトタイピングツールとして設計されたmbed NXP LPC1768(以下mbed)を便利に活用するために、設計されたmbed用ベースボードです。

StarBoard Orangeさえ用意すれば、プロトタイピングで必ず欲しくなるようなインターフェース(LCD、マイクロSDカード、LAN、USB)が即座に揃います。mbedを使った様々なアプリケーションを、簡単便利に実現することが可能になります。

また、StarBoard Orangeはユーザによる拡張も予め考慮されています。ここではStarBoard Orangeの持つ優れた拡張性能について触れたいと思います。

StarBoard Orange基板にあるユーザスーペース

StarBoard Orange基板には20列x5行のスルーホール領域が設けられています。

用途に応じて実験回路を実装し、ジャンパを使ってmbedと接続することで、様々な活用方法に発展させることができます。

このユーザスペースは実際の使用を考慮して、+5.0[V]と+3.3[V]の電源ピンも配置されています。

ユニバーサル基板のドッキングに対応

StarBoard Orange基板にあるユーザスペースに入りきらない規模の回路の場合、StarBoard Orangeにユニバーサル基板をドッキングして使用することができます。

StarBoard Orangeの基板外形はサンハヤト株式会社の製品、ICB-293シリーズ(2003年以降のモデル)と同一になるように設計されています。ドッキングした時には、ユニバーサル基板とユーザスペースのスルーホール穴位置がぴったり合致するというコダワリの設計。ユーザによる拡張を最大限に考慮した設計になっています。

また、ユニバーサル基板上にピンヘッダを立てるだけで、mbedの信号を直接取り出すこともできます。


「StarBoard Orangeをもっと綺麗に拡張したい!」というあなたへ

ユニバーサル基板を使って追加回路を実装するのは良いのですが、実装が綺麗に仕上がらないために、完成時の満足度が低下するのは少々もったいない気がします。

また、せっかくコンパクトにまとまっていたmbedとStarBoard Orangeの世界が、ユニバーサル基板によって可搬性などが損なわれてしまっては、がっかりするばかりです。
mbedの高性能プロセッサを活用したアプリケーションを考える場合には、追加回路でDIP部品ばかりが使用できるとは限りません。ARMプロセッサとFPGAによるシステム構築なんかも興味がありますよね?

基板設計によるStarBoard Orangeの拡張事例

上記をふまえて、ここでは基板設計によるStarBoard Orangeの拡張事例を御紹介します。単なるプロトタイピングの領域から一歩離れて、オリジナリティ溢れる作品への発展が可能になる事例です。今回の拡張基板は、ユニバーサル基板と同様にStarBoard Orangeにドッキングして使うことのできるものとして設計しました。

StarBoard Orangeに搭載された便利な標準インターフェースをそのまま使用するように基板設計を行えば、独自アプリケーションの追加にのみ作業を集中させることができます。また、ユニバーサル基板上に構築するよりも実装面積を高められますので、様々な機能を盛り込んだ自分だけのmbed開発用基板を手に入れることが可能になります。
mbedの導入から、StarBoard Orangeによる拡張、そして独自アプリケーションへの発展まで、mbedの世界は留まるところを知りません。

今回製作した拡張基板は、右の図にもあるように、沢山の機能を1枚の基板に集約したものです。mbedとStarBoard OrangeとExpansion Boardの機能を集結させれば、様々な応用事例が簡単に、コンパクトに実現できてしまいます。

あなたもStarBoard Orangeを使って、高性能32ビットプロセッサの世界を体験しながら、様々なアプリケーション構築を一緒にチャレンジしてみませんか?

まとめ

StarBoard Orangeの優れた拡張性を活用して、基板設計による応用事例を御紹介しました。
応用事例で実装したEagle用ライブラリはどこかで公開予定です。フォローミー。@shintamainjp

MOMEBP-1.0.1 Copyright(C) 2010 @shintamainjp


上記資料の他に☆ボードオレンジ:「コミュニケーションで拡がるユーザとmbedとStarBoard Orangeの世界」 (Make: Ogaki Meeting 01配布資料)も配布して頂きました。

@logic_starさんにはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


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