I2SCodec TLV320AIC23Bをmbedで制御する
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この覚書きを記述するに至った背景
mbedに搭載されているLPC1768はI2Sインターフェースを持っており,I2Sに対応したCodecを用いて簡単に高音質なオーディオを楽しむ事が可能になっております.mbedスタッフのMr.Simon Ford氏もTLV320AIC23B (TI)を用いた音声制御を行いyoutubeに投稿されている様です.今回私もmbed + TLV320AIC23Bでオーディオ再生を試みたので,ここに覚書きとして書いておこうと思い立った次第です.
I2SCodecの制御って出来たっけ?... "ルーク.CMSISだ,CMSISを使え."
LPC1768のペリフェラルは数多くありますが,mbedライブラリはそのすべてを網羅してる訳ではありません.しかしmbedライブラリが網羅していないペリフェラルをアクセスする際,CMSIS上で特定機能のコンパイルが可能であり,mbedライブラリと共存できるので設計から実装までの時間を短縮できます.NXPセミコンダクタは LPC17xx CMSIS-Compliant Standard Peripheral Firmware Driver Libraryにおいて,周辺回路のCMSISライブラリを提供しておりI2Sもこれを用いて制御可能です.(もちろんmbed.orgのIDEでもコンパイル可能)
通常,I2S CodecにおいてDAコンバータを使用する際,音声データ転送には次の4ピンを必要とします.
• TX_DIN
• TX_BCLK
• TX_WSCLK(LRCLK)
• TX_MCLK
残念ながらLPC1768にはTX_MCLKピンは存在するものの,mbedのDIP上には引き出されておりません.ここで無理なハンダ付けをしてmbedを壊してしまったら悲しいのでTX_MCLKピンが必要ないような設定を選択する必要があります.具体的にはAIC23BをI2S_TXマスター,mbedをI2S_TXスレーブにします.AIC23BのMCLKピンには外付けの12MHzクリスタルオシレータから正確なクロックを供給します.
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