ARMのよみもの:mbedシリーズ バックナンバー:第2回:「mbedを使ってみよう!」

ARMメールサービスNo.7(2014/4/9)掲載


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 ■03■ ARMのよみもの
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 ARM社員が数回で読み切りとなる連載を持ち回りで執筆する「ARMのよみもの」。
 前回から第2弾が始まっています。

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 「mbedを使ってみよう!」(第2回)
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 こんにちは。

   前回は「mbed(エンベッド)とは何か?」をご紹介しました。

 ※読み損ねた方、メールを捨ててしまった方、バックナンバーはこちらです!
  https://mbed.org/users/arm_kk/notebook/armnews-bn_20140326_mbed_vol_1/

   私のテンションの高さに引かれた方もおられるかもしれませんが、それはさておき
 今回は「どのようにして『mbed』を使い始めるか?」を説明します。


 ●「mbed」の導入は“超”簡単!

 「mbed」の開発はWebブラウザ上で行うので、PCに開発ツールをインストールする
 必要がありません。インターネットに繋がっている環境があれば、誰でもどこでも
 開発することができます。

 しかも、このオンライン開発ツールは無料!!
 お手軽で、お財布にも優しい本格的な開発環境です。

「mbed」ボードは、電子部品を取り扱っている小売店やネット販売サイトから購入
 することができます。
 初めて「mbed」に触れる方は、ライブラリが充実している「mbed NXP LPC1768」が
 オススメです。
 https://mbed.org/platforms/mbed-LPC1768/


 ●開発手順は?

 「mbed」を使用した開発は、オンラインコンパイラを使います。
 初めての場合でも手順はとても簡単です。

 1. 「mbed」とホストをUSB接続する(マスストレージドライブとしてマウントされる)

   ↓

 2. オンラインコンパイラの [New...] で、新規プロジェクトを作成

   ↓

 3. [Compile] ボタンでコンパイル(生成されたファイルをダウンロードする)

   ↓

 4. ダウンロードしたファイルを、「mbed」のドライブにコピーする

   ↓

 5. 「mbed」のリセットボタンを押す

 たったこれだけの手順で、ボード上のLEDが点滅します。
 面倒なハードウェアやソフトウェアの設定は不要です。簡単なんです!(^^)

 実際、弊社でも、全くエンジニアリング知識のない社員が、「LEDをふわっと光らせ
 るの、楽しいですね!」(要はPWMですが)と「mbed」をいじっています。

   開発環境はクラウド側にあるので、ホストPCのOSはWindows以外のMacやLinuxでも
 開発可能です。家でも会社でもコーヒーショップでも、開発の続きができますよ。

 次回は、「mbed」で利用可能なライブラリについて解説します。

 では皆さん、また2週間後にお会いしましょう。エェェェェンベッド!    (雪)


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