ARM認定エンジニアプログラムについて

これは、 mbed Advent Calendar 2014 - Adventar の10日目の記事です。

mbed で使われているプロセッサコア

mbed 対応ボードでは、様々な半導体ベンダーから出荷されている MCU (マイコン)が使われています。これらのマイコンには、ARM が設計した Cortex-M という CPU コアが採用されています。

mbed プラットフォームで提供されている開発環境を使用してプログラムを作成する場合、CPU の詳細仕様について知る必要ほとんどありません。ただし、ハードウェアの深い部分に関連する問題が発生した場合、ARM アーキテクチャやソフトウェアの知識があると大変有効です。

ARM 認定エンジニアプログラムは、ARM アーキテクチャの専門知識と理解度を証明できる唯一のグローバルな認定プログラムです。

http://www.arm.com/ja/support/arm-accredited-engineer-program/index.php

・・・という訳で、ちょっと宣伝になります。すみません。

ARM認定エンジニアプログラム

ARM認定エンジニアプログラムには、以下の認定試験があります。

  • ARM認定エンジニア試験(AAE)

ARMv7 アーキテクチャのソフトウェア関連部分、特に、Cortex-A と Cortex-R の各プロファイル(およびソフトウェア ツールなどの共通する内容)に焦点を当てたエントリレベルの認定資格です。

  • ARM MCU 認定エンジニア試験(AAME)

ARMv6-M と ARMv7-M (Cortex-M) アーキテクチャプロファイルのソフトウェアにフォーカースした標準レベルの認定資格です。

mbed では Cortex-M コアを使用したマイコンが使われているので、AAME がお勧めです。

トレーニングコース

もちろん、ARM から提供されているドキュメントなどの情報だけを使って独学で勉強することも可能ですが、短時間で知識を習得したいエンジニアのために、トレーニングコースを用意しています。

日本では、横河デジタルコンピュータとeSOLが「ARM認定エンジニア試験 対策トレーニング」を提供しています。
http://www2.yokogawa-digital.com/product/arm/aatp.html
http://www.esol.co.jp/embedded/aae_training.html

その他の情報

ARM Accredited MCU Engineer Study Guide というドキュメントがあります。90ページの PDF ファイルですが、各種ドキュメントへのリンクや、シラバスの詳細情報が記載されています。

どこで試験を受けられるか

認定試験については、各種オンライン試験で実績のあるプロメトリック社にて受験することが出来ます。自宅や会社に近い試験会場で日時を指定して予約できます。

http://it.prometric-jp.com/testlist/arm/index.html

登録の詳細については、上記サイト内の情報を参照して下さい。

試験は英語(4択問題)で行われます。mbed や ARM アーキテクチャに興味があるエンジニアの皆さん、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

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11日目は、tnishinaga さんです。宜しくお願いします。


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