Takahito Niino

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Reply to GR-PEACHハード的な要望など - 「互換」に関してはこの手のボードでの設計においては一番の悩みどころだと思っております。 Arduino完全互換はArduinoしかほぼできません。CPUも違えばピンのマルチファンクションにおけるI/Fのアサインも違うのですから。他社のボードを見ていただけるとわかると思いますがArduino互換をうたっているボードでも完全互換にピンアサインされているボードは皆無と思います。上記の通りCPUの仕様が違うからです。「Arduino互換」の定義自体が曖昧過ぎてどこまで合わせれば互換をうたえるのかも不明です。 またmbedの中の人に確認をとったところ一つのピンソケットに2つの信号をアサイン(ワイアードオア)されているボードはmbed製品にはありません。ユーザーの混乱を招く為、暗黙のルールとして一つのピンソケットには一つの信号という形になっております。このあたりは製品版のピンアサインに苦労する部分です。またArduino互換ピンソケット自体はないよりあったほうが便利と思っております。前述のとおり世にあるシールドを全てサポートするつもりもありませんしできるはずない事も理解しております。使用するCPUの仕様とボードやmbedのコンセプトを考慮し使えそうなものは使える様に、厳しい部分に関しては切って捨ててユーザーの皆様のアイデアにお任せした方が良いと判断するのも必要かと思っております。 一番楽なのは他社様の評価ボードの様な全ピンを独自のピンアサインでピンヘッダに出してしまう事ですがそれこそGR-PEACH専用のシールドしか使用できない上にArduino用シールドを使用するために変換ボードが必要になる為、ユーザーにこのボードを使用するメリットがなくなってしまうと思います。 互換に関しては出来る限り合わせるよう努力はしますがどうしても取捨選択が必要になりますのでご理解頂けると助かります。