Mbed Connect Japan 2017レポート

※本記事はMbed Advent Calendar 2017の12/18投稿です。

こんにちは! Arm日本法人でIoT事業部門のマーケティングを担当している薩川(さつかわ)です。今回は、2017年12月8日(金)に東京・品川で開催した「Mbed Connect Japan」について、フォトギャラリー形式でレポートします。

そもそもMbed Connectとは?

Mbed Connectとは、Mbedプラットフォームに直接触れてIoTアプリケーション開発を体験できるハンズオン型のワークショップを主軸にしたイベントです。IoTのトレンドや同領域におけるArmの最新動向を伝える講演セッションや、展示エリアを併設。世界各地で開催し、数多くのプロフェッショナル開発者が参加しています。今年は10月に米シリコンバレー、11月に中国・上海で開催しており、最後がこの東京でした。

今回のプログラムについて、詳しくは こちらの特設サイトをご覧ください。

フォトギャラリー

ここからは写真と説明文で、イベントの様子をお伝えしていきます。

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満員御礼!! 

定員120名の会場を埋め尽くす、たくさんの開発者の皆さまに参加いただきました。


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Arm特製開発ボード

今回のワークショップでは、Armがこのイベントに向けて用意した、特製の開発ボードを参加者の皆さんにお渡ししました。

Wi-Fiモジュールの他、各種センサー(温度、加速度、空気品質、距離)、RGB3色のLEDおよびステータス表示用LED、LCDディスプレイなどを搭載し、多彩なアプリケーションに対応できるボードです。

「クラウドに簡単につながる」というMbedの特長を表現した、雲(クラウド)型の形状が目を引きます。


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エンドツーエンドの開発に挑戦 

ワークショップは日本語で用意されたインストラクションに沿って、参加者がそれぞれのペースで進める形式です。

まず、持ち込んだPC上に開発環境を構築し、開発ボードをPCにつなぎます。ボードは会場のWi-Fi経由でインターネットに接続し、Armが提供するSaaS型のIoTデバイス管理サービスであるMbed Cloudにつながりました。

Mbed CloudにはWebアプリケーションからREST APIを使用して通信できるので、Webアプリ上でボードから取得したデータを表示したり、OTA(Over The Air)でボード上のファームウェアを更新したり、ボードに対してデータを渡したりすることが可能です。

今回のワークショップでは、Mbed OS上で稼働するアプリケーションとWebアプリケーションそれぞれのサンプルが用意されており、参加者はそれらを実際に動作させたり、独自に改変する作業に取り組みました。さらに、参加者はMbed Cloudからボードのフェームウェアをアップデートするところまで体験しました。

時間に余裕がある参加者は、ボードに搭載されている各種のセンサーや表示部品を利用して、独自のアプリケーションを構築することにも挑戦しました。


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技術スタッフが親身にサポート

ワークショップ会場では、ArmとMbedパートナー企業から参加した技術スタッフが、参加者の皆さんを個別にサポート。参加者アンケートでも、技術スタッフの親身なサポートに感謝の声が寄せられました。


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「1兆個のコネクテッドデバイス」実現への道筋

ワークショップに先立ち、午前中に開催された基調講演セッションでは、ArmのIoT事業部門でセールス&マーケティングのバイスプレジデントを務めるMichael Horneが登壇しました。

「1兆個のデバイスがネットワークにつながる世界」を実現するための道筋について、ArmがIoTデバイスプラットフォームとして提供するMbedの最新状況や、IoT時代に不可欠なセキュリティフレームワークとしてArmが提唱する「PSA(Platform Security Architecture)」の解説を交えて語りました。


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Mbedパートナー5社がデモ披露

展示エリアには、MbedパートナーであるアドバンテックロームSeeed東芝デジタルソリューションズウフルの5社が出展し、それぞれMbed関連のデモや製品・サービスを披露しました。


Stay Tuned!!

以上、Mbed Connect Japan 2017の様子を写真を交えてお伝えしてきました。

今回、実は反省もたくさんあります。特に、イベント告知後、申し込みが殺到し早々に満席になってしまい、関心を寄せていただきながら参加をお断りせざるを得なかった方には、ほんとうに申し訳ありませんでした。

もしIoTプロジェクトでMbed利用の検討がございましたら、個別に対応させていただきますので、 iotasia@arm.com までメールにてご連絡ください。

来年も、開発者の皆さまの役に立つイベントを企画・実施していきたいと考えております。 告知の際には、 日本語のFacebookページをはじめ、さまざまなチャネルでご案内いたしますので、ぜひご注目ください!



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